夫の食事作り
潰瘍性大腸炎(UC)と診断された夫。
もともと過敏性腸症候群で、冷たいものや極度に脂っこいものなんかを食べるとトイレと仲良しになっていました。
夫は一人暮らし歴が長く、その時の食生活といえば、
1ヶ月レトルトカレー
夕飯柿ピー5袋
冷凍の唐揚げチン!
などとても恐ろしい食生活だったようです。
しかしこれからはそんなわけにはいきません。
いかに寛解期を維持するか
それが大事になってきます。
そのためには、前の記事で書いたような注意点に配慮し食事を行なっていく必要があります。
発症から1年後、結婚し同居を始めました。
私が寛解維持しちゃる!
そんな思いで毎日の食事作りをしました。
とは言っても、それまで実家暮らしで母に頼ってきた私。
料理は苦手ではないもののとても効率が悪い。
仕事もフルでやっていたので始めはクッタクタの毎日でした。
さて、潰瘍性大腸炎と一言に言っても
お腹と相性が悪い食べ物は人それぞれ。
一般的にダメとされているものでも大丈夫なものもありますし、
逆に潰瘍性大腸炎でも大丈夫!とされているものが夫には合わなかったりします。
まずはダメなもの、大丈夫なものの探索が必要でした。
夫の場合は以下のことに気をつけて食事を作っています。
- 唐辛子は禁忌!
- 胡椒は使わない
- ごま油は3滴まで
- 品質表示に「香辛料」「香辛料抽出物」と書いてあるものは使用しない
- レンコンやアスパラなど繊維質の野菜は繊維を断ち切るようになるべく細く切る やや体調の悪い時はおろして使用
- 毎日ではないがおかずに芋類を一品入れる(疲れすぎてお米を食べられない時があるため芋類で炭水化物を摂取)
- 体調に合わせ肉を使い分ける(夫に優しい順 : 鶏胸肉やささみ→豚肉(ももやヒレ。ロースは脂質が多い)→鶏モモ肉→牛肉)
- 体調の悪い時は魚は白身魚を中心に
- 押麦は水溶性食物繊維でご飯と一緒にたくと良いが、夫は食感が苦手とのことでボツ
大まかにはこんな感じです。
他にも気にしていることがあったような。。?
後々個別に書いていこうと思います。
日々の生活の中で「香辛料」「香辛料抽出物」を避けるとなると、かなり多くの制限が出てきます。
始めは驚きました。
スーパーで手に取る商品の多くにこれらが入っています。
パスタソース、材料一つで混ぜるだけ系のもの、スナック菓子、ソーセージ、ハム、お惣菜。。
まずい。。手抜きができない。。
時間ないから一品はお惣菜で!ってことができない。。
自分が目の当たりにしないとわからないことでした。
現代の生活の中はこんなにも香辛料と添加物であふれているということを。
でも使えるもので体を癒していかねばならんのです。
私が作るもので夫に害を与えたくないし、美味しいものを作って「病気でも食べたいものを我慢しなくてもいいんだ。諦めなくていいんだ」
と思ってもらいたい。
香辛料の旨みはないかもしれないけど、麻婆豆腐だって、トンカツだって作ってやろうじゃないか!!
次の記事では麻婆豆腐への挑戦です。