潰瘍性大腸炎でも食べられるサラダチキンレシピ
最近流行のサラダチキン。
スーパーやコンビニで購入できて
すぐに使える便利な代物ですよね。
私も「お、これは刺激物入ってなさそうだし使えるかも!」と思いましたが
裏面の品質表示を見ると
入ってました、、
『香辛料抽出物』orz
香辛料抽出物とは?
原料から香辛料となるものを抽出、または蒸留して取り出したものです。食べ物の旨みを引き出したり、防腐、酸化防止などの効果が期待できます。
この原料とは多岐にわたり、以下のようなものが挙げられます。
アサノミ、アサフェチダ、アジョワン、アニス、アンゼリカ、ウイキョウ、ウコン、オールスパイス、オレガノ、オレンジピール、カショウ、カッシア、カモミール、カラシナ、カルダモン、カラーリーフ、カンゾウ、キャラウェー、クチナシ、クミン、クレソン、グローブ、ケシノミ、ケーパー、コショウ、ゴマ、コリアンダー、サッサフラス、サフラン、サボリー、サルビア、サンショウ、シソ、シナモン、シャロット、ジュニパーベリー、ショウガ、スターアニス、スペアミント、セイヨウワサビ、セロリ、ソーレル、タイム、タマネギ、タマリンド、タラゴン、チャイブ、チャービル、ディル、トウガラシ、ナツメグ、ニガヨモギ、ニジェラ、ニンジン、ニンニク、バジル、パセリ、ハッカ、バニラ、パプリカ、ヒソップ、フェネグリーク、ペパーミント、ホースミント、マジョラム、ミョウガ、ラベンダー、リンデン、レモングラス、レモンバーム、ローズ、ローズマリー、ローレル
これらのどの原料から得た抽出物かは、商品の表示からはわかりません。
唐辛子からの香辛料抽出物であれば、夫にとっては致命的。。翌日には下痢やひどければ粘血便になるリスクだってあります。
というわけで、我が家では香辛料抽出物の記載がある場合は使わないようにしています。。
よし!ないなら作ろう!
今回は我が家のサラダチキンレシピのご紹介です。
〈サラダチキンのレシピ〉
-材料- 3〜4人分 箸休め程度
-作り方-
- 鶏胸肉は両面をフォークでぶすぶすします。こうすることで味を染みやすくします。
- ジップロックやビニール袋の中で塩麹、鶏がらスープの素、ニンニクチューブ、(胡麻油)、(バジル)を混ぜ合わせます。
- 2の袋に1の鶏肉を入れ、全体に調味料が行き渡るよう、少しもみもみします。こちらを冷蔵庫で寝かせます。一晩寝かせるのが理想ですが、私は昼に用意して夕方仕上げをするので4時間程です。
- 鍋に水をたっぷり入れ、沸騰させます。沸騰したら火を止め、袋ごと鍋に入れ、浮いてくるようであれば、上にお皿を置き、鍋の蓋をして1時間以上放置します。
- 食べやすい大きさに切り、レタスや茹で卵などを添えてできあがりです^_^
今回は夫がちょっと苦手意識を持っているため(お腹との相性的に)胡麻油とバジルなしバージョンで作っています。
これでも十分塩味と旨味のあるジューシーなサラダチキンが出来上がります。
レタスや茹で卵を添えると彩り良く仕上がります。サラダチキンと茹で卵、結構合います。
よかったらお試し下さいm(__)m
潰瘍性大腸炎と蕎麦
潰瘍性大腸炎の夫にとって
「外食」は危険がいっぱい!!
一見味方に見える煮物やサービスでつけてくれた小鉢、漬物にも隠し味に唐辛子が潜んでいることは多々あります。
あまり外食をすることはありませんが、
外食をしてあやしいものが出たときは
まず私が一口食べて、大丈夫そうか判断しています。
楽しい外食も安心はしきれないのです。
そんな私達が比較的安心してできる外食。
それが蕎麦と寿司です^_^
ただふと思いました。
蕎麦ってほんとに食べていいんだよね?
ということで
潰瘍性大腸炎の方にとって
蕎麦を食べるということが
どういった注意点やメリットがあるのか
調べてみました。
不溶性食物繊維が豊富
まず
蕎麦は食物繊維がたっぷりです!
麺類の中でも1番食物繊維が豊富です。
ただ、その食物繊維は8割が不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維の役割は?
胃や腸で水分を吸収して膨らみ、腸管を刺激して蠕動運動を活発にさせる。腸管への刺激が強く、下痢や腹痛の原因になりやすい。(便秘の人の味方)
上記のことから、不溶性食物繊維は活動期にはおすすめできません。
蕎麦も体調をみつつ、量や頻度には配慮が必要そうです。
脂質は白米の方が少ない
白米は0.9%、蕎麦(2番粉)は2.7%と約3倍の脂質が含まれます。
脂質といっても不飽和脂肪酸であり、動脈硬化や肝疾患リスクを下げてくれるものです。
ただ、そのバランスはn-3系:n-6系=1:14でリノール酸が豊富です。
リノール酸は現代人は普通に生活していても過剰なくらい摂ってしまっているので食べ過ぎには注意です。
「体に良い脂」と言えども大事なのはバランス。
n-3系:n-6系の理想バランスは1:1〜4といわれています。
消化吸収は白米の方が良い
たんぱく質のバランスが良い
必須アミノ酸リジンが豊富
- たんぱく質が米は6.1%、蕎麦粉は10.2%
米に比べたんぱく質が豊富です。腸粘膜の補修にはたんぱく質が不可欠です。
- アミノ酸スコア(100に近いほど良質なタンパク質食品)
大豆、鶏肉、鯵、鶏卵、豚肉、鮭、牛乳、牛肉はアミノ酸スコア100です。小麦粉は50、白米は82、蕎麦は2番粉で90、剝きぐるみで92と比較的高いアミノ酸スコアです。(資料によってまちまちでしたが、、、)
また、イネ科の白米などの穀類はアミノ酸スコアは高いものの、リジンの数値が低いのが特徴ですが、蕎麦などのタデ科はこのリジンが豊富です。たとえば、中力粉100gに対し、リジンは220mg、白米は250gですが、そば粉(剥きぐるみ)には700mg含まれます。
このリジンは疲労回復、集中力アップ(ブドウ糖のエネルギー化をサポート)、肝機能サポートの役割があります。
パンやうどん、ご飯だけなど、炭水化物だけでお腹いっぱいにすると、このリジンが不足し、疲労がとれにくいなんてことも?
バランスの良い食事をすることにはちゃんと意味があるんですね。
たまにパンでお昼を済ませる私には耳が痛い話です。。
ビタミンが豊富
- 糖をエネルギーにかえるビタミンB1が白米の4倍
- 脂質の代謝、眼精疲労の改善、皮膚や口内の粘膜再生、抗酸化作用があるビタミンB2が白米の5倍
- たんぱく質や脂質の代謝をサポートし、免疫機能の正常な働きの維持、皮膚の抵抗力の増進、赤血球のヘモグロビンの合成、神経伝達物質の合成などに関わるビタミンB6が白米の3倍
ルチンが豊富
ビタミンの一種で、毛細血管の働きを安定、強化させ、脳出血や出血性の病気の予防効果があります。毛細血管の強化には1日20mgの摂取が目安だそうです。茹で蕎麦100gの中には10mgのルチンが含有されるため、蕎麦1人前(約200g)で目標量が達成されます。また、ビタミンCと一緒に取ると効果が強めれらるそうです。
しかし、このルチンは水溶性なので蕎麦を茹でている間にどんどん失われてしまいます。
栄養をしっかり頂くには蕎麦湯は必須ですね。
まとめ-UCにとって蕎麦は-
- 蕎麦は不溶性食物繊維が豊富なので、便秘の方には良さそうですが、UCの活動期には量や頻度には配慮が必要です
- 脂質はごはんより多く、普通の生活でもやや過度に摂取しがちなn-6系なので食べ過ぎには注意です。良い油と言っても大事なのはバランス!
- 蕎麦はビタミンが豊富!疲労回復や免疫系への働きかけ、ヘモグロビン合成のサポートなど、UCに重要な働きをしてくれます
- ビタミンの一種ルチンが含まれます。毛細血管強化のために蕎麦湯も飲みましょう。
潰瘍性大腸炎とごはん
今日はごはんについて勉強します。
以前の「潰瘍性大腸炎の食事療法①」でも
勉強しましたが、
潰瘍性大腸炎の方のエネルギー摂取は
脂質を抑える分、炭水化物が主のエネルギー摂取を心がけます。
エネルギーの6割を主食でとるようにします。
そうなるとやはりどんなご飯がいいのか
気になってきます。
同じようにお米を食べるにしても
エネルギー摂取だけでなく
より体に良い食べ方はないだろうか?
玄米は栄養素たっぷり!
これがいいのでは?と思ったのですが
玄米は不溶性食物繊維が豊富
潰瘍性大腸炎の活動期には向きません。
次の候補として上がったのが
押麦!
これは万能そうです。
そもそも押麦って何?
押麦とは大麦(うるち性)を平たく潰したものです。このように加工することで、水分を吸収しやすくなり、消化もしやすくなります。
そもそも大麦には
ビタミンB1(糖質を分解するため、疲労回復に良いです。)、ナイアシン、ミネラル、食物繊維が豊富で、高コレステロール、高血圧、高血糖、動脈硬化への効果があります。
種子には下痢への効果もあるとのこと。
発芽した種子(モルト)には腹部膨満感への効果もあり、モルトの抽出液には胃腸虚弱に対して効果があるとのことです。
ある研究では潰瘍性大腸炎患者に発芽大麦を20〜30g/日、4週間摂取を続け、腸内の善玉菌であるビフィズス菌の増加を認めたという報告がされています。
押麦の何がいいの?
上にも書きましたが
押麦は水溶性食物繊維が豊富です。
そしてその名の通り潰す加工がされているので
水を吸収しやすく、消化にも良くなっています
〈水溶性食物繊維の働き方〉
・便の水分を吸収し、下痢を軽減
・胆汁酸(腸管を刺激)吸着能
・大腸粘膜のエネルギー源になる
精白米は潰瘍性大腸炎の方が積極的にとりたい水溶性食物繊維は微量しか含まれません。
例えば100gあたりの食物繊維は、玄米は3.0、精白米は0.5まで減少します。押麦は9.6!
これは、押麦しかない!
とスーパーに行くとちょっと迷うことがありました。
どれを選べばいいの!?
大麦、、消化吸収のことを考えると押麦の方が良い。もち麦、、押麦より水溶性食物繊維(βグルカン)が多いけど、もちもち食感が苦手な夫にはかえって食が進まない可能性も。。
胚芽押麦にはビタミンE、ミネラル、不飽和脂肪酸が多く含まれています。デメリットとしては食味くらい。
結果、我が家は胚芽押麦にしました!
私が買ったのは、
いつものようにお米を研ぎ、水を入れ
小分けされた押麦を1パック入れ
水を90mlたす。
これだけの作業で済むものでした。
|
使ってみて特に夫が体調の不調を訴えることはありませんでした。
そして私のお腹も快調になったので
とってもいい一品でした!
しかし。。
もちもち食感が苦手な夫には
やはり押麦ももちもちに分類されたようで
かえって主食がとれない事態に。。
というわけでメリットいっぱいの押麦でしたが却下となりました。
悩みに悩み、スーパーで次に発見したのは
「サプリ米」
というものでした。
お米1合に対して、付属のスプーン1杯を入れるだけ。
水の量は調整不要です。
これなら食感も変わらず、ほぼ白米のような感覚で食べられます。
入っているのは
糖質(とりすぎると疲労物質としてたまる)を分解するため、疲労回復に◯
眼疲労を改善。皮膚や粘膜の再生。抗酸化作用。
- ビタミンB6
アミノ酸の代謝。免疫機能の正常な働きの維持。皮膚の抵抗力の増進。赤血球のヘモグロビンの合成。神経伝達物質の合成。脂質の代謝。
ビタミンの一種。糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生をする酵素を補助。善玉コレステロールの増加。ホルモン、免疫抗体などの合成。皮膚や粘膜の健康維持。
ビタミンB群の一種。たんぱく質や核酸の合成に必要な成分。傷ついた腸管粘膜を再生させる。
- 鉄分
病気の活動期で血便が出ている時は鉄分が不足するため貧血の予防。
どれも力になってくれそうです。
我が家は今これで落ち着いています。
|
他にも食感が変わらずに食べられる良さそうなものがあれば試していきたいと思います!
潰瘍性大腸炎と味噌
夫は体調が悪くなると
くさーいおならをします。
このおならの臭いとその頻度は
私が夫の体調管理をする上で大事に観察しているポイントです。
おならは空気を飲み込むことや
腸内細菌が食べ物を分解するときに発生します。
臭いおならは悪玉菌が優勢のサインであり、腸内環境の悪化を意味しています。
腸内環境がいいってどんな状態?
では、いったいどんな状態であれば
『腸内環境が良い』といえるのでしょうか?
それは腸内細菌のバランスにあります。
腸内には善玉菌・悪玉菌・日和見菌が存在します。
それぞれの理想の比率は
善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7
日和見菌は善玉菌が優勢の時は善玉菌に加勢し、悪玉菌が優勢の時は悪玉菌に加勢します。
ではどのようにバランスを整えるのでしょう?
方法はいくつかあります。
- 善玉菌を摂ること(プロバイオティクス)
- 善玉菌の餌を摂ること(プレバイオティクス)
- 自律神経を整えること(自律神経の乱れは腸の収縮・弛緩にも影響し、便秘や下痢の原因にもなります。便が滞れば悪玉菌の増殖にも繋がります。)
プロバイオティクスやプレバイオティクスについてはまた別の記事で触れたいと思います。
本題に戻ります。
味噌は腸内環境を整える上でどう働いてくれるの??
味噌は上記の中でいう
善玉菌の餌を摂ること(プレバイオティクス)にあたります。
味噌にはイソマルオリゴ糖という善玉菌の餌が含まれます。
整腸作用はやや弱めですが
習慣的に食事に取り入れやすいです。
この習慣的に摂取することは腸内環境を整える上ではとても大切です。
ある研究では
オリゴ糖を摂取している間は腸内の腸内細菌は増加、維持されていましたが、
摂取をやめると約1週間で腸内細菌の数は摂取前の状態まで戻ってしまった
という結果が出ています。
つまり、腸活ブームがきて気合を入れて
オリゴ糖を摂取し、一時的に腸内環境が改善したとしても
ブームが去って摂取をやめれば
せっかく改善した腸内環境が元どおり。。
というわけです。
味噌汁であればほぼ毎日飲みますし、
食欲のない時期でも汁物であれば
食べられることが多いので
我が家の強い味方です^_^
我が家の朝ごはんの定番は
ごはん、納豆、味噌汁、ヨーグルト
納豆に入っている納豆菌は日和見菌のため
善玉菌の加勢をしてくれます。
味噌汁で乳酸菌の餌を
ヨーグルトでビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を摂取します。
これを続けることで腸内環境の維持に励んでいます。
毎日摂って効果もあるなら、適切な味噌を選びたい!
でも味噌選びってなにをチェックしたらいいの?
どんな味噌を選べば良いの?
『味噌』
と一言でいってもその種類は様々。
スーパーの味噌売り場に行けばたくさんの味噌が並んでいます。
味噌が善玉菌の餌になるのはわかったけど
どれでもいいの?違いはあるの?
見るポイントは
- 蓋に穴が空いている味噌
- 酒精と書かれていない味噌
- 添加物が少ない味噌
1.蓋に穴が空いている味噌
空気孔が空いているということは、酵母菌が空気を取り込み生きていてる証。元気な菌にお腹で働いてもらうために大事なポイントです。
2.酒精と書かれていない味噌
『酒精』とは味や風味を一定に保つため、味噌の発酵を止めるために入れるアルコールです。発酵により発生したガスで容器が膨張しないようにするためでもあります。
発酵が止まる=生きた味噌ではない。酵母菌による恩恵も薄れてしまいます。
3.食品添加物が少ない味噌
上記の酒精も添加物の一つですが、他にも品質保持のための保存料(ソルビン酸カリウム)、白い味噌を作るための漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)、着色目的のビタミンB2など
様々な添加物があります。
食品添加物は腸内細菌叢のバランスを崩したり、腸壁を弱らせるなどの影響を及ぼします。
ある研究では
食品保存料の一種・ポリリジンの影響について、マウスを用いて実験を行いました。
その結果、腸内細菌の多様性を一時的に混乱させたものの、この変化は一過性のものであり、研究期間であった15週間のうちに腸内細菌叢は回復し、元の状態と同程度に戻った。
というものでした。
ただ、この『腸内細菌叢の一時的な混乱』はUCの夫には極力起こしたくない!
そこから活動期に移行してしまう可能性だってあります。
ならば極力添加物は避けるべきです。
まとめ
- 味噌は善玉菌の餌になる(プレバイオティクス)
- 腸内細菌をバランス良く保つためには、プロバイオティクスやプレバイオティクスの継続が大事
- 腸に良い味噌選びは①空気孔のチェック②酒精の表示の有無③その他食品添加物の有無
です。
白身魚はUCの味方-鮭のちゃんちゃ焼き-
UCでは代謝の亢進や腸管からの吸収不良、腸間膜の修復の関係でタンパク質をしっかり摂る必要があります。
タンパク質といえば、肉、卵、乳製品などがありますが、これらは同時に脂質もしっかり含まれるため、活動期には向きません。
そこで味方になってくれるのが、良質タンパク質が含まれ、脂質も少なく、消化吸収にも良い白身魚です。
短い筋組織がコラーゲンで結合しているため、加熱するとコラーゲンが融解し煮崩れしやすいです。=消化に良いというわけです。
白身魚って何がある?
というわけで、今日は鮭を使います。
鮭のちゃんちゃ焼き
〈材料(2人分)〉
- バター 小さじ1/2程度
- 鮭 2尾
- キャベツ 70g
- 人参 1/4本
- 玉ねぎ 1/4個
- えのき 1/4束 きのこは好きなものでOK
- もやし 1/4袋
※体調の優れないときはきのこは少なくするor細かく切るor入れない。もやしは少なくするor入れない。
-合わせ調味料-
- 味噌 大さじ1.5
- 砂糖 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ2
〈作り方〉
- キャベツはざく切り、人参は短冊切り、玉ねぎは薄切りにします
- 合わせ調味料を混ぜておきます
- フライパンにバターをのせ、鮭を両面焼きます
- 鮭のまわりに具材を置き、合わせ調味料を入れて蓋をし、7〜8分蒸し焼きにして出来上がりです
上記の具材だけでなく余っている野菜やキノコを使ったり、体調に合わせて具材を足し引きできるので、我が家ではよく作っています^_^
麻婆豆腐やちゃんちゃ焼きのように
料理によく登場する味噌。
味噌選びでポイントはあるのでしょうか?
次回はこの味噌について考えたいと思います。
潰瘍性大腸炎でも食べられる麻婆豆腐のレシピ
最後の晩餐は何がいいか?
こんな会話一度はしたことがあるのではないでしょうか?
ある日夫が言いました。
「俺、最後の晩餐は麻婆豆腐がいいなー。
香辛料しっかり入ってるやつ。最後ならお腹壊す心配もしないで食べられるし」
私は思いました。
最後の晩餐なんて言わずに、、UCでも食べられる麻婆豆腐を作って喜んでもらおう。
というわけでトライです。
料理をやっていくにあたって私がまず購入した本は
斎藤恵子さんの「安心レシピでいただきます!」という本です。
|
ここには夢が詰まってました^_^
レシピの中にもありました!麻婆豆腐!
ただ、本のレシピでは甜麺醤を使っています。
甜麺醤は夫のお腹とやや相性が悪く、そんなに高頻度で使わない調味料なので、我が家にそんな洒落たもんはありません。
というわけで、甜麺醤なしのレシピを考えてみました!
『潰瘍性大腸炎でも食べられる麻婆豆腐のレシピ』
〈材料(2人分)〉
- 合挽き肉(体調イマイチの時は鶏ひき肉)150g
- 豆腐 200g
- 長ネギ 1/3本
- 生姜 1かけ
- 舞茸 30g
- にんにくチューブ 2cm程
- 合わせ調味料 -
- 水 150cc
- 味噌 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- 砂糖 小さじ2
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- ごま油 3滴
-とろみ付け-
- 片栗粉 大さじ1/2
- 水 大さじ1
〈作り方〉
※肉は体調に合わせて調整します。そのまま使用することもあれば、一度湯通しして油を減らすこともあります。より脂質の少ない鶏ひき肉を使うこともあります。
- 長ネギ、生姜、舞茸をみじん切りにします。※生姜は刺激物ではあるので、活動期は使用を控えます。※きのこは不溶性食物繊維も多いので活動期は避けます。寛解期も細かく切るようにします。
- 豆腐は賽の目切りにし、水を切ります。
- -合わせ調味料-を全部混ぜておきます。
- 水溶き片栗粉を作っておきます。
- フライパンに油小さじ1をひきます。
- 油がやや温まったら、にんにくチューブを入れ、油に香りをつけます。
- にんにくの香りがしてきたら、長ネギ、生姜、舞茸を入れます。
- 8にさっと火が通ったらお肉を入れます。
- お肉に火が通ったら、合わせ調味料を入れます。
- 9が煮立ったら豆腐を入れ、一煮立ちさせます。
- 弱火にし、水溶き片栗粉を全体に混ぜ合わせ、中火にして1分間コトコトさせて完成です!
これでも十分麻婆豆腐っぽさが味わえます^_^
夫も喜んで食べてくれました。
『諦めない食事』
まだまだ作っていきます^_^
夫の食事作り
潰瘍性大腸炎(UC)と診断された夫。
もともと過敏性腸症候群で、冷たいものや極度に脂っこいものなんかを食べるとトイレと仲良しになっていました。
夫は一人暮らし歴が長く、その時の食生活といえば、
1ヶ月レトルトカレー
夕飯柿ピー5袋
冷凍の唐揚げチン!
などとても恐ろしい食生活だったようです。
しかしこれからはそんなわけにはいきません。
いかに寛解期を維持するか
それが大事になってきます。
そのためには、前の記事で書いたような注意点に配慮し食事を行なっていく必要があります。
発症から1年後、結婚し同居を始めました。
私が寛解維持しちゃる!
そんな思いで毎日の食事作りをしました。
とは言っても、それまで実家暮らしで母に頼ってきた私。
料理は苦手ではないもののとても効率が悪い。
仕事もフルでやっていたので始めはクッタクタの毎日でした。
さて、潰瘍性大腸炎と一言に言っても
お腹と相性が悪い食べ物は人それぞれ。
一般的にダメとされているものでも大丈夫なものもありますし、
逆に潰瘍性大腸炎でも大丈夫!とされているものが夫には合わなかったりします。
まずはダメなもの、大丈夫なものの探索が必要でした。
夫の場合は以下のことに気をつけて食事を作っています。
- 唐辛子は禁忌!
- 胡椒は使わない
- ごま油は3滴まで
- 品質表示に「香辛料」「香辛料抽出物」と書いてあるものは使用しない
- レンコンやアスパラなど繊維質の野菜は繊維を断ち切るようになるべく細く切る やや体調の悪い時はおろして使用
- 毎日ではないがおかずに芋類を一品入れる(疲れすぎてお米を食べられない時があるため芋類で炭水化物を摂取)
- 体調に合わせ肉を使い分ける(夫に優しい順 : 鶏胸肉やささみ→豚肉(ももやヒレ。ロースは脂質が多い)→鶏モモ肉→牛肉)
- 体調の悪い時は魚は白身魚を中心に
- 押麦は水溶性食物繊維でご飯と一緒にたくと良いが、夫は食感が苦手とのことでボツ
大まかにはこんな感じです。
他にも気にしていることがあったような。。?
後々個別に書いていこうと思います。
日々の生活の中で「香辛料」「香辛料抽出物」を避けるとなると、かなり多くの制限が出てきます。
始めは驚きました。
スーパーで手に取る商品の多くにこれらが入っています。
パスタソース、材料一つで混ぜるだけ系のもの、スナック菓子、ソーセージ、ハム、お惣菜。。
まずい。。手抜きができない。。
時間ないから一品はお惣菜で!ってことができない。。
自分が目の当たりにしないとわからないことでした。
現代の生活の中はこんなにも香辛料と添加物であふれているということを。
でも使えるもので体を癒していかねばならんのです。
私が作るもので夫に害を与えたくないし、美味しいものを作って「病気でも食べたいものを我慢しなくてもいいんだ。諦めなくていいんだ」
と思ってもらいたい。
香辛料の旨みはないかもしれないけど、麻婆豆腐だって、トンカツだって作ってやろうじゃないか!!
次の記事では麻婆豆腐への挑戦です。